2017.8.26~27 京都・神戸へ行きました。
由岐神社から鞍馬寺へと更に登っていきます。
この辺り一帯を双福苑と呼び、天に聳える杉を「玉杉大黒天」と尊崇し、傍らには、福徳の神である「玉杉大黒天」
「玉杉恵比寿尊」の祠があります。
鞍馬寺・本殿金堂
宇宙の大霊、尊天のお働きを象徴する千手観音菩薩・毘沙門天王・護法魔王尊(脇侍、役行者・遮那王尊)を奉安する中心道場。
御本尊は秘仏で、60年に一度、丙寅の年に開扉されます。本殿の地下は、宝殿で信徒の清浄髪が厳かに祀られています。
狛犬ならぬ「阿吽」の虎は、本尊毘沙門天のお使いである神獣。毘沙門天の出現が、寅の月、寅の日、寅の刻とされていること
によります。五十音が「あ」から始まり、「ん」で終わることから「阿吽」は、宇宙の全てを包含すると言われています。
本殿金堂前の金剛床は、宇宙のエネルギーである尊天の波動が果てしなく広がる星曼荼羅を模し、内奥に宇宙の力を蔵する人間が
宇宙そのものである尊天と一体化する修行の場となっています。http://www.kuramadera.or.jp より。
鞍馬寺(本殿金堂)の真正面にある金剛床の『六芒星』。いわゆるパワースポットで、この中心に立つと、“宇宙生命のエネルギー”
を受け取ることができるとされています。老若男女、この中心に立ち、山の方に向いて両手を上げてパワーを受け取るように
願われていました。
先に投稿した鞍馬寺が「早良親王の怨霊から都を守るための結界(風水)の一部」(貴船神社奥宮~鞍馬寺の本尊である魔王が
祀られている奥の院~鞍馬寺と、早良親王の怨霊をお祭りする崇導神社は一直線に並んでいる)であるならば、少し複雑な思い
でありましたが、「すべての人々が導かれますように」と願ってきました。
本殿金堂より
光明心殿 護法魔王尊を奉安。
更に「奥の院参道」へ。
霊宝殿(鞍馬山博物館)へも寄ってきました。1階は、自然科学博物苑展示室。2階は、寺宝展観室と與謝野寛・晶子の記念室。3階は、仏像奉安室。鞍馬寺では、霊宝殿(鞍馬山博物館)だけでなく、鞍馬山全体を自然ミュージアムと、捉えています。
だんだん「木の根」がすごいことになってきました。
根が地表面でアラベスク模様を描くのは、この辺り一帯の砂岩が、灼熱のマグマの貫入によって硬化したために根が地下に
伸びることが出来なかったため。 牛若(鞍馬天狗)も「木の根道」で兵法修行をしたと伝えられています。
「下に這う鞍馬の山の木の根見よ 耐えたるものはかくのごときぞ」 與謝野寛(鉄幹)
鞍馬山の地層は、約2億5、6千年前(古代ペルム紀)の輝緑凝灰岩や石灰岩やプレートの上の噴出物やサンゴ礁がその前身で、
そこに約7千万年前(白亜紀)にマグマが貫入して、庭石として珍重される鞍馬石や本鞍馬などの火成岩が生まれました。
鞍馬山の岩盤が固く、地下に根を張れない木の根が地表を這う木の根道や、人手が加わっていない自然林が安定した形になる
極相林などの独特の景観が見られます。
また、このような複雑な地質に裏日本の気候と表日本の気候が入り混じって千種近くの植物が茂っています。
http://www.kuramadera.or.jp/ より。
大杉権現社この辺りは、大杉苑瞑想道場と呼ばれ、護法魔王尊のエネルギーの高い場所として知られています。
来る前に、この瞑想場の情報は入手していましたので、ここで軽い昼食をとり一休み。ツクツクボウシの轟音の中で
少し瞑想してきました。なぜか、一休みの間、誰も来ることがなく十分に満喫できましたよ。
大杉権現社からは下りになります。静かな下りを歩いていくと、しばらくして奥の院参道に合流。だいぶ人が多くなっていて
驚きました。
不動堂
ここには、伝教大師、最澄が天台宗立教の悲願に燃え、一刀三礼を尽くし刻んだ不動明王が奉安されています。
魔王殿
太古、護法魔王尊が降臨した磐坐・磐境として崇拝さ れてきました。
「太刀跡の岩 義経が裂きたるや 杜鵑の声が紋を残すや」與謝野晶子 サナト・クマーラ
ヒンドゥー教の神話・説話に登場する賢人にして、ブラフマーの精神から生まれた四人のクマーラ(チャトゥルサナ)の一人。
近代神智学では、1850万年前に金星から、地球のロゴス(地球の創造主、神)の、物質界における代理人としてやってきた
霊的指導者マハトマであるとされる。 日本語では「サナト・クマラ」「サナート・クマラ」とも表記され、ニューエイジの文脈やファンタジーにおいて護法魔王尊と
同一視されることが多い。京都鞍馬山の鞍馬寺はもともと毘沙門天を祀っていたが、現在は毘沙門天・千手観世音・護法魔王尊の
三尊が一つになった尊天をまつる、新宗教・鞍馬弘教の総本山となっている。
鞍馬はクマラの転化とされる。立教後の説明では、護法魔王尊が650万年前に金星からやってきたとされるなど、近代神智学の
教義の影響がみられる。by wikipedia
魔王殿からは、貴船まで階段状の下りが続いていました。倒れている大木が少し異様な光景。
鞍馬山の古名を暗部山とする説がそうです。暗い場所を意味する「暗部(闇部)(読み、くらぶ)」の読みが鞍馬に転じたと
する説。鬱蒼とした山の中・・・京から見れば「暗い山」だったのかもしれませんね。
鞍馬山の静寂から、長い下り階段を何も考えずに降りていき小さな橋を渡ると・・・・いきなり、都会の喧騒のような場所に
降り立ちました。まるで、天界から地上界に落とされたような(笑 いや~ほぼ情報を入れて無かったので度肝を抜かれ
ましたよ(笑
ちょうどお昼時に貴船に参上!!!
川床料理10000円くらい? 流しそうめん~2時間半待ちだそうで・・・・・^^;;
つづく~