お昼は、鷲ヶ峰ヒュッテに戻り、美味しいオリジナル・カレーをご馳走になりました。昼食後、中庭で一服しながら、しばしうたた寝。
鳥の声を聴きながら、気持ちよかったです。後で判ったのですが、この15分くらいの間にひどく日焼けしたようで、虫か何かに
被れた箇所がタイヘンな事になりました^^; 葉山の海に行っても、さほど焼けないのに、さすがに1500m近い高所は紫外線が
強烈なんですね。今後気をつけなければ。。。。
そのまま帰るには、ちょっと物足りなかったので、下調べしていたクーナの森のロケ地の別の場所へ行ってみることにしました。
霧が峰から白樺湖経由で、蓼科湖へ。過去に何度か利用したことのある「蓼科グランドホテル滝の湯」の近くの「蓼科大滝」へ。
「蓼科大滝」入り口付近にクルマを止めて、沢沿いに歩きます。この辺りは、ごく普通の沢沿いでしたが、奥に入ると薄暗く一気に
異様な光景が広がりだしました。
なんだ?この森は?巨石を巻き締めるようにそびえ立つ木
どれもこれも、ひん曲がって・・・
どうしたら、こんな生え方になるのだろう・・・
kouchaが言うには「サワラ」ではないかと。調べたら大当たりでした。
とにかく大きな石がゴロゴロしていて苔生している。どうして、こんな立地条件の悪い場所を選んで、サワラくんは群生している
のだろう?
サワラ
サワラ(椹、学名:Chamaecyparis pisifera)は、ヒノキ科ヒノキ属の針葉樹。遺伝的にもヒノキに近いそうです。
ヒノキよりも成長が早いが、木材は柔らかいためヒノキのように柱などとしてはあまり用いられない。水湿に強く、ヒノキやアスナロの
ような臭いがないので、飯櫃や柄杓、桶などによく用いられる。by wikipedia
ムニュ〜
どうして真っ直ぐ立たないの!
蓼科大滝
森で木々の写真を撮っていたら、カメラ・三脚を抱えた人たちが、たっくさんやってきました。撮影会だったようですね。この写真には誰も
写っていませんが、20人くらい回りに居て写真を撮ってました。
シャッタースピード遅くすると滑らかでいいですねえ。
木橋の上から。迫力ありますなあ。
で、帰りも「サワラ曲木」に魅せられて・・・倒木更新?が行われています。
う〜ん・・・スゴイです・・
ああ・・・なぜ、こんなことに・・・
祠があったり、何かが祀られてあったりする箇所は何処にもありませんでした。まさに原生林。だから、さほど怖くも無かったんです
けどね。
さて、この森を、どう考えればいいかな・・・いろいろググってみて、私的な推測なのですが、
・樹齢100〜300年位だと思われるので、江戸時代、伐採は盛んに行われていた事だろう。そのときに利用価値の高い、真っ直ぐ
な大木だけが伐採され、曲がった木々は放置されたのではないか?特に老齢な大木が曲がっているのは、このためではないか?
・また、手前の沢沿いの森は、ごく普通だったが、ある箇所から大滝までこの原生林が続いている。伐採し過ぎて土砂崩れなどが
起きたため、その箇所から奥は伐採禁止になり、今に至っているのではないか?
・岩や大きな石がゴロゴロしている所なのに、なぜ、これだけの大木の森になっているのか?→元々は普通の山の斜面だった所が、
長年の侵食、土砂崩れなどで、土が流されたのではないか?
ともあれ、相当に長い期間手付かずの状態なのは間違いないだろう。いや〜、凄い森でございました。 屋久島もこんなところかなあ。
スケールは違うでしょうけれど。
最後におもしろい虫さんを・・・
虹色のゾウムシかと思ったら、「ドロハマキチョッキリ」という虫さんでしたー。ゾウムシとよく似ているんだけどなあ。
ドロハマキチョッキリ:甲虫目 カブトムシ亜目 オトシブミ科 チョッキリゾウムシ亜科
こちらはゾウムシ いや〜、よく見るとメカニックですなあ。
ヒメシロコブゾウムシ:カブトムシ亜目>ゾウムシ科
という旅行でございました^^ おしまい^^