2017.7.28~30、白馬へ行ってきました。
ちょ~っと天気が残念でしたが、たくさんの種類の花が見れて、ライチョウやオコジョにも逢えて楽しめました。
しばらく白馬関連投稿が続きます。
さて、植物編3です。
以前にコマクサは見ていましたが、濡れたコマクサは綺麗だよという事で、いや~たくさん撮りましたよ。
確かに絵になるんですよねー。山小屋からサンダルで(笑)、唐松岳方面へ少し行った辺りに群生していました。
まずは7.28 16:30頃、若干濡れているコマクサたち。
つづいて、翌朝、けっこう雨が降った後に撮影したコマクサたち(7.29 07:30頃撮影)
ホントに可愛い形状の花ですね。
この斜面にはほとんどコマクサしか咲いていません。
コマクサ(駒草)
・ケマンソウ亜科コマクサ属の多年草の高山植物。
・美しい花と、常に砂礫が動き、他の植物が生育できないような厳しい環境に生育することから「高山植物の女王」と
呼ばれている。
・和名はその花の形が馬(駒)の顔に似ていることに由来する。
・花言葉は、「高嶺の花」・「誇り」・「気高い心」・「貴重品」。
・他の植物が生育できないような砂礫地に生えるため、地上部からは想像できないような50-100 cmほどの長い根を張る。
・花の蜜を吸いにきたマルハナバチなどが受粉を行う。
・全株が有毒。中毒症状としては嘔吐・体温の低下・呼吸麻痺・心臓麻痺がみられる。
・千島列島・樺太・カムチャッカ半島・シベリア東部の東北アジアと日本の北海道から中部地方の高山帯の風衝岩屑斜面
などの砂礫帯に分布している。
・大雪山の赤岳と宮城県の蔵王連峰には、「駒草平」という地名がある。
・昔は、花の美しさよりも薬草としての価値が高く、古くから腹痛の妙薬として知られていた。
・御嶽山では登山記念として、コマクサを「オコマグサ」という名で、一株一銭で登山者に売られていたようで、
そこからコマクサは「一銭草」とも云われている。
・「御百草」(おひゃくそう)の原料の一つとして、薬草が修験者に利用され多くが採り尽くされた。同様に1905年
(明治38年)頃に、乗鞍岳や燕岳でも薬草採りにより採り尽くされた。
・田中澄江が『花の百名山』の著書で、白馬岳を代表する高山植物の一つとして紹介した。
・日本の主なコマクサの群生地は、大雪山系、白馬岳、蓮華岳、燕岳などで大群落が見られる。八ヶ岳では横岳と根石岳で
大群落が見られる。甲斐駒ヶ岳では薬草のために乱採取され絶滅し、南アルプスには分布していない。御嶽山がその西限
で、中央アルプスが南限である。by wikipedia