2017.4
埼玉県小川町にある八宮神社へ参拝に行きました。
近くでキジがケ~ンケ~ンと鳴き、境内では終わりかけのサクラの花びらが舞っていました。
拝殿
全体的に白っぽいのです。不思議な感覚が沸いてきました。
彫刻がスゴイです。
うお~、本殿が更にスゴイ彫刻!
ヒンドゥー教の神様、ガネーシャも彫られていますね。
本殿は、天保四年(一八三三)四月に再建。
本殿三面と破風には龍・唐獅子などを配した中国風俗の彫刻が施されている。作者は上州花輪村(群馬県)の石原常八。
境内奥
彫刻もそうですが、改修にしても、とても人のエネルギーが注がれて、愛されている神社だなあと思いましたね。
大黒天
大黒天・・・ヒンドゥー教のシヴァ神の化身であるマハーカーラ
健脚の御祈願の絵馬が下駄の形です。
青麻(あおそ)大神社(青麻三光宮)
二拍手の音が美しかった。
青麻大神社の内部の本殿
こちらもスゴイ彫刻です。
八宮神社境内に末社として建つ青麻三光宮本殿は、棟札によると天保十三年(1842)に八宮神社本殿と同じく林兵庫正尊を
棟梁として建てられました。八宮神社に比べ規模は小さいですが、本殿全体に施された彫刻は見劣りしません。案内板より
天之御中主神・天照大御神・月読神を主祭神とし、常陸坊海尊を併祀。常陸坊海尊の霊験により中風封じのご利益あり。
左は「御嶽神社」
諏訪神社
八宮神社 所在地 比企郡小川町大字小川
旧小川村の総鎮守で、天忍日命ほか七柱を祭神としていることからこの名前がある。創建は不明だが、新編武蔵風土記稿に
「元和三年(一六一七)再建の棟札あり」とあることから、それ以前と思われる。かつては小川赤十字病院のある日向山
あたりにあったが、享保二年(一七一七)この地に移転したと伝えられている。
現在の本殿は妻切葺屋根の重厚な作りで、熊谷市妻沼聖天院の棟梁の系譜を引く林兵庫正尊を棟梁として天保四年(一八三三)
四月に再建された。本殿三面と破風には龍・唐獅子などを配した中国風俗の彫刻が施され、作者は上州花輪(群馬県)の石原常八
である。現在本殿は、町の文化財に指定されている。また境内には、青麻大神社や諏訪神社などの末社がある。
小川町 案内板より
以前から、この「小川町」に惹かれます。なぜでしょう?古い街の痕跡が今でも残っているからでしょうね。
小川町
・比企地方及び県南西部の最も北西に位置し、秩父地方のすぐ外側に位置する。
・江戸から川越を抜けて秩父に向かう往還が町を東西に抜けており、古くはその地理的な優位性から六斎市が立つなど地域の
商業中心であった。
・外秩父の山に囲まれた小川盆地に市街地があり、その地勢から「武蔵の小京都」の異名を持ち、伝統工芸の和紙で知られる。
・秩父山系を源とする良質の水と造り酒屋に適した気候のため、古くから関東灘の異名を持った名醸地で、現在も3軒の造り
酒屋があります。
・「石州半紙(せきしゅうばんし)」(島根県浜田市)と「本美濃紙(ほんみのし)」(岐阜県美濃市)、「細川紙(ほそかわし)」
(埼玉県小川町、東秩父村)の3つの和紙が、平成26年11月27日にユネスコ重要無形文化遺産に登録されました。