2014.8.14
お盆休みで、あちこち混んでいるんで、近場をブラブラしてきました。
埼玉県・毛呂山町・鎌北湖
静かな湖面。人も少なくていい感じでした。
埼玉県・越生町上谷(かみやつ)の大クス
以前来たときよりも、大クスを示す道路標識も多くなり、大クスの前も更地になって整備されていました。
いや〜、やっぱりデカイです。
裏側にも歩道ができて回れるようになっていました。
上谷(かみやつ)の山入(やまいり)集落に根を張る大クス(大楠)は、幹周り15m、高さ30m、樹齢は1000年以上にもなる巨木です。
真夏のうだるような暑さでも、この大クスの木陰はひんやりと涼しく、自然の大切さを改めて実感させてくれます。昭和63年度「緑の
国勢調査」で、全国巨木ランキング第16位、埼玉県では第1位に認定されました。県の天然記念物に指定されています。
埼玉県越生町役場
題名「いのち」
その後、高山不動尊へ。ホオジロかな?
埼玉県飯能市・高山不動尊の大銀杏
「高山不動の大イチ ョウ」は、樹齢800年、樹高37m、幹周10mと記された県指定天然記念物で、埼玉県下2番目といわれ る巨樹、
大きな乳柱が多く垂れ下がっているのが特徴で、例にもれず子育てイチョウといわれる信仰がある。
奥武蔵 といわれる標高600mほどの山中にある高山不動尊は関東三大不動のひとつともいわれる寺で、654年創 建という古刹、
真言宗智山派の寺院で正式名称は高貴山常楽院。今の本堂は1849年に再建されたもので豪 壮な唐破風造り、平安中期作の
軍荼利明王立像を本尊としている。
高山小学校は、明治7年創立。その後、高山小学校と坂石町分にあった坂石小学校(町分学校)と、長沢小学校が合併して、
昭和38年に西川小学校となっているようです。標高600mほどの山中にあった小学校があったなんて・・・。
子どもたちは、大銀杏の前を走り回っていたんだろうか・・。廃校は林業の衰退によるところが多いようです。
●西川林業
西川林業とは、埼玉県南西部の荒川支流の入間川、高麗川及び越辺川流域で行なわれている林業のことをさします。
「西川」とは地名ではありません。江戸時代以降、この地方の村々では、山から切り出した木材を、筏に組み、江戸に
盛んに流送していました。消費地である江戸から見ると「西の川筋から流されてくる木材」のため、『西川材』と呼ば
れるようになったと言われています。
●日本の林業の現状
・昭和20〜30年代・・戦後の復興等のため、木材受領が急増。
・戦争中の乱伐による森林荒廃で木材不足、高騰。
・拡大造林・・・奥山の天然林伐採。代わりにスギ、ヒノキ、カラマツ、アカマツを植林
・燃料革命・・・雑木林から供給の薪、炭、木炭→電気・ガス・石油へ。
・雑木林→拡大造林で建築用木材のスギやヒノキに。
・昭和39年・木材輸入の自由化。昭和50年代変動相場制で円高が進む。
・昭和55年をピークに国産材の価格は落ち続ける。
・昭和30年9割以上の木材自給率は、現在2割まで落ち込んでいる。
・一方、拡大造林は見直されることなく平成8年にようやく終止符。
・膨大な人口林と借金が残った。
お寺の入口近くにあった建物跡。門のような不思議な建物でした。奥に建物があったようですが今は更地。宿坊の跡地なのかなあ。
その後、名栗湖へ。ホオジロがいい声で啼いていました。
名栗川は川遊びで賑わっていました。名栗温泉(さわらびの湯)に入って帰りました。