[「ありがとうございます」をもっと平易に]カテゴリーからの投稿です。
先日紹介した「ありがとうございます」の本から学びとった事がらを、自分なりにかみくだき、さらに
自分のことばで表現して載せていこうと思います。(できれば週/一回くらい)
私心とは
こころ=私心+本心
私たちの「こころ」は「私心」と「本心」でできています。
星星の瞬く夜空や、お日さま燦燦の空を「本心」だとすると、それを隠してしまう雲が「私心」です。
「私心」は、オギャーとこの世に生まれてから、たくさんの出来事に遭遇して、積み重なって出来上がった
こころです。
たくさんの出来事とは・・・例えば・・・
誰かにいじめられたり、誰かをいじめたり、
両親や先生から教わった事・・・「こうしたらいけない」とか、「こうしなさい」とか、
テレビや週刊誌で、誰かのことを非難している事を見たり、
みんなが、「そうだ、そうだ」ということを耳にしたり、
誰かを好きになったり、ふられたり、
試合に負けたり、勝ったり、
何かを好きになったり、キライになったり、
好きなものをたくさん食べたり、キライなものを無理やり食べさせられたり・・・
このように、暴力、不公平、強制、不快、迎合、同調、慣習、慣例、自己主張、挫折、悔しさ、嬉しさ、
得意、不得意、劣等感、優越感、虚栄心、嫌悪感、飽食、強要、執着、それらのトラウマなど・・・・・
たくさんの出来事に遭遇したり、さまざまな経験や体験を通して自分の「私心」が作られてきました。
さらに「私心」は、生まれ育った町の習慣や、その国のその時代の道徳や常識、そして宗教、
また過去生などからも大きな影響を受けているでしょう。
そして、これらに五欲(色欲・食欲・睡眠欲・名誉欲・財欲)をプラスしたものが「私心」を形作っています。
「私心」は、生まれてから、あの世へ旅立つまで、変化し続けていきます。
若いころ、怒ってばかりいた人が、年をとったら丸くなった(怒らなくなった)と言われたりすることなども
よく耳にしますね。
そして、これらの「私心」の奥のほうに、「本心」があります。