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美しき「シャガ」の秘密

この季節(5月中旬)、里山へ入ると、シャガの群生があちこちで見られます。

ちっとも珍しい花ではありませんが、私的には何度見てもキレイだなあと思うわけです。色合いがいいですよね。でも、どうして群生して

いるのか?なぜ、山の上の方でなくて、山里に見られるのか・・・・?調べてみました。

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埼玉県越生町

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埼玉県越生町

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埼玉県越生町

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埼玉県毛呂山町

シャガ

ちょっと調べてみました。いや〜、予想以上に勉強になりました。

・学名は、「アイリス・ジャポニカ」。ってことは、「日本のアヤメ」という意味ですね。でも中国原産だそうです。

・中国から、かなり古い時代に日本に入ってきた帰化植物ですが、三倍体の為、種はできないけど、球根や地下分枝で、 物凄く増殖する

 そうです。ヒガンバナやヤブカンゾウなども同じ。

・日本に存在する全てのシャガは同一の遺伝子を持つ。クローンなわけですね。ソメイヨシノと同じ^^

・風媒花、虫媒花、鳥媒花などという言い方があるんだから、シャガや「人媒花」になるのかな?誰かが人里(自分に庭など) に植えた球

 根が、その場所で群生していく。過疎となって、今は誰も住んでいない山里にも群生が見つかるのは、かつて人が住んでいた証ということ

 にもなりますね。ググってみると、「只一球のヒガンバナを山林に植えて放置して置いたところ、32年後には926球に増殖していた」など

 と書かれていました。

参考: http://www.japan-iris.org/No26/shimizu3.html  

シャガ(射干、著莪、胡蝶花、学名:Iris japonica)は、アヤメ科アヤメ属の多年草である。人家近くの森林周辺の木陰などの、やや湿っ

たところに群生する。学名の種小名はjaponica(「日本の」という意味)ではあるが、シャガは中国原産で、かなり古くに日本に入ってきた

帰化植物である。三倍体のため種子が発生しない。このことから日本に存在する全てのシャガは同一の遺伝子を持ち、またその分布の広

がりは人為的に行われたと考えることができる。東京都で準絶滅危惧種に指定されている。by wiki

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なんとな〜く、この「コモンウミウシ」と色合いが似ているような・・・・(笑)

 

・・・で、彼岸花も、ちょっと調べてみました^^

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2007.9.28 埼玉県坂戸市

日本に存在するヒガンバナは全て遺伝的に同一であり、三倍体である。故に、種子で増えることができない。中国から伝わった1株の球根

から日本各地に株分けの形で広まったと考えられる。日本には北海道から琉球列島まで見られるが、自生ではなく、中国から帰化したもの

と考えられる。その経緯については、稲作の伝来時に土と共に鱗茎が混入してきて広まったといわれているが、土に穴を掘る小動物を避

けるために有毒な鱗茎をあえて持ち込み、畦や土手に植えたとも考えられる。また鱗茎は薬になり、救荒食でもある。そのような有用植物

としての働きを熟知しての運搬の可能性もある。by wiki

 

というわけです。シャガと同じように三倍体で、同一遺伝子、クローンなわけですね。そして、田んぼを小動物などから守るために有毒な鱗

茎の彼岸花を畦に植えてバリアを設けた、さらに鱗茎は薬にもなり、また救荒植物(きゅうこうしょくぶつ)として、飢饉、戦争その他で食料

が不足した時に、それをしのぐために間に合わせに食料として利用された(有毒なので「農産物ではない」つまり年貢の対象外とされた。

が、鱗茎はデンプンに富み、長時間水に曝せば無害化が可能。)。まあ一石三鳥という事ですね。う〜む・・・奥が深いなあ・・・・・。

墓地に多く見られる理由は、虫除け及び土葬後、死体が動物によって掘り荒されるのを防ぐため、ただしモグラは肉食のため、ヒガンバナ

に無縁という見解もあるが、エサのミミズがヒガンバナを嫌って土中に住まない。そのためにこの草の近くにはモグラが来ないともいう。だっ

て^^


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