2008.10 ソウル (写真と文面は関係ありません)
アルコール依存症患者たちの遺伝子構造内にある特殊な形質は、彼らという存在の中に、ある?雰囲気?を
創造する。そしてその雰囲気は、激しい虚しさとして体験される。このタイプの虚しさは、きわめて拡散的で、肉
体にも感情体にも、知性体にも霊体にも影響を及ぼすことになる。この虚しさの衝撃を最後に体験するのが霊体
で、そこは、究極的な治癒を可能にできる唯一の場所でもある。
病気を持つ個人が、肉体的、感情的、知性的にどん底に落ち込むと、その状態を霊が知覚し、混乱を調和的に
清算しようとする。多くの場合、問題のある遺伝子が霊によって変化させられ、その個人は完璧に癒される。
アルコールに含まれる特定の種類の糖分は、問題遺伝子によって創造された虚空を一時的に満たし、その結果
として、完全性の感覚、言い換えるなら、正常であるというフィーリングが体験される。依存的行動パターンのすべ
てが、体のどれかの中で感じられている虚空を満たそうとする試み、つまり完全性を達成しようとする試みなのだ。
そして、虚しさのフィーリングは、必ずしも遺伝子構造の結果であるとは限らない。食欲異常や性的障害、病的
執念、行動的破壊性などの多くの依存症が、感情体や知性体の中で発生する。虚しさは、三つの体のどれからも
発生しうるものなのだ。
アルコール依存症は立派な病気である。遺伝的疾患で、その影響は、肉体ばかりでなく、感情体、知性体、そして
霊体にまで及んでしまう。しかも、個人のDNAが発生を促すものであるために、治療がとても難しい。
ほとんどの人間は、日常の中で、現在の中にいようとすることに、あまり意欲的ではない。その結果、彼らの大多数
は、まさしく不幸せに生きている。完全に今の瞬間の中にいることーこれが幸せの道であり、虚空を癒すことへと繋
がる。