さ〜てレッスン再開でございます^^
「・15のライフレッスンbyキューブラーロス」カテゴリーからの投稿です。
多くの辛い状況やアルツハイマーのような病気は私たちに、忍耐と理解に関する大き
な教訓をもたらします。依存的な状態になると、至るところに忍耐というレッスンが
待ち受けています。
現代人は不快と共に暮らす事に慣れていません。いますぐ結果と満足を欲しがります。
その場で答えが得られないと不満に感じます。人はもう待つという方法はおろか、待
つという事の意味さえ忘れてしまいました。欲しい時に欲しいものが手に入るのは、
素晴らしいことですが、満足を先に延ばすことのできる能力も大切です。
問題は待たされることの不快に耐えられないという事だけではありません。私たちの
多くは、物事や状況をあるがままの状態で受け入れながら生きるという方法を知らな
いのです。
忍耐の要諦は、すべていずれうまくいくものだと悟るところにあります。それを悟っ
た時、はじめてリラックスすることができるのです。心は思うように状況を変えれば
安全がもたらされると信じたがります。心は何かをしなければならないと考えます。
しかし、リアリティは別のところにあります。不屈の忍耐が深い安らぎと癒しをもた
らす事を知れば、ありのままの状況の中でリラックスすることができます。これがリ
アリティです。
忍耐力を養う為の最初のステップは、物事を調整したい、変えたいという欲求を捨て
る事から始まります。それは、たとえそうは思えなくても、あるいはそれが見えなく
ても、物事は理由があってそうなっているのだという事への気づきです。
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現代は、非常に速いスピードで時間の活用が行われています。特に携帯やインターネット
の普及で世界中が繋がり、何処に居ても情報が入手できます。
携帯やインターネットの無かった頃を思い出してみてください。
何かを調べようとするならば、本屋さんや図書館に行って調べなければならなかったです
よね。買い物もそうです。いまでは、ポチっとクリックすれば翌日に商品が家まで届きます
が、以前は、お店まで出向いて行って対面販売で購入しました。
人との待ち合わせも、互いに家を出れば連絡をとる方法はなく、アクシデントがあれば相
手を心配しながら、何時間も待ちぼうけなんて事もありました。
そうやって、「調べる」にも長い時間の興味を維持したり、「買い物」にも欲求願望が膨らん
だり、「待ち合わせ」にも想像を巡らせたりなどの多くの時間をかけていました。
現代人は想像力が欠如していると言われますが、それは、このようなロスと思われる空想
や想像や思いを巡らせる時間が無くなってきたのが原因ではないでしょうか?
思い通りに素早く何もかもが手に入る世の中・・・当然、「待つ」ことも減り、「待つ」ことを忘
れつつあります。「切れる」ことが多くなってきているのもその辺りに原因がありそうですね。
今ある自分自身ではコントロールできない状況・・・・・介護を受けなければ生きていけない
状態もそうでしょうけれど、この国の状況、家庭や職場での状況など忍耐を要する場面は
あちこちにあります。イライラしたり凹んだりするのは、物事を思い通りにコントロールでき
ないから起こる感情です。「別に命をとられるわけではない」「広大な宇宙の中で何を悩ん
でいるんだ」など、大所高所から物事を眺め、自己客観視できる訓練を積んでいけば、
イライラすることも減り、肩こりも減り、心の底からリラックスすることができるようになるの
ではないでしょうか。
「命をとられる」状況でさえも、リラックスできるようになれば、悟りのゴールです(笑)その
ためには、このキュブラーロスの言葉や、「シルバーバーチの霊訓」などの信頼のおける
真理を訓える言葉にふれるのもいいかもしれません。