「・15のライフレッスンbyキューブラーロス」カテゴリーからの投稿です。
私たちは、ひたすら純粋に遊んだ時代の事を思い出す必要があります。面白くて、一
日中でもやっていたいような、本当に好きな事をやらずに、欲求を最大限に抑えて生
きるなど、なんとおぞましい人生なのでしょう。
人生は困難なものだと考え、たえず「向上」する事を望んでいる我々は、悦楽のため
に時間を割く方法を知らないのです。悦楽に偏見をもっている我々は、たまにそれを
経験すると罪悪感を感じてしまいます。長く抑圧してきた「遊びへの欲求」がつかの
間の情事、ドラッグ、過食、ショッピングなどの行動となって、時々噴出します。
我々の多くは、両親から頻繁に「今日は何をしたの?」と聞かれるような家庭で育っ
てきました。子どもはそれに備えて、自分が生産的であり、時間の浪費が無かった事
を証明する、ありとあらゆるデータをリストアップしなければなりません。だから、
大人になっても、遊びのための遊びをしたリストよりは生産的な作業の成果を列挙し
たリストを重視し、それを見ると安心するのです。
自分に遊び時間を与える事ができない人は、実は他人に与えるものが何も無い、貧し
い人です。自分に楽しむ時間を与えなければ、いずれは上司に時間を与えてしまった
事を恨むようになります。家族に与えた時間さえも恨むようになるかもしれません。
自分自身に上質な時間を与えて欲しい。愛する人と過ごす上質な時間が必要だという
事は、誰もが知っています。ところが、自分だけのための、独りで過ごす上質な時間
もまた必要なのです。
子どもの頃の気持ちをほんの少しでも取り戻して、遊びに多少の時間をかけさえした
ら、失った無垢な心の何がしかでも回復する事ができます。身体は年老いても、心は
若い頃のままでいる事ができます。外面の老化は避けることができませんが、遊ぶ事
を止めなければ、内面は若いままでいる事ができるのです。
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私は、息子のおかげで「ウミウシ」と出逢うことができました。磯でウミウシを探している
時間は、文字通り「無我夢中」で楽しんでいます。
「触ったんですけど、すごく柔らかくて、ふわふわしていて、毎日毎日ウミウシのことを考
えていました。」by koucha
「こんな広いところで、こんなちっちゃいのを探すわけですから、宝探しみたいなもんで、
頭空っぽになって探すという時間もいいんでしょうね。夢中になってね。」by paw
↑以前テレビに出たときに、どなたかの「今日の印象に残った言葉」というサイトで紹介
してもらいました^^
たしかに「今日はなにをしたの?」と聞かれて育ちましたね。そして、子どもたちに「今日
はどうだったの?」なんて聞いています。この質問に答えを用意するために潜在的に何が
しかの行動を脅迫的に行って大きくなっていくのかもしれませんね。「な〜んにもしてない」
「ずっと、ぼ〜っとしてた」でも、本来は良いわけなんですけどね(笑
好奇心を持ち続けることこそが若さにつながるし、脳も活性化してボケ予防にもなると言
われますよね。下記は以前投稿した関連箇所です。
1月は正月で酒が飲めるぞ〜 酒が飲める飲めるぞ〜酒が飲めるぞ〜 と何にでも託け
て遊ぶのもいいんじゃないでしょうか・笑
次回からは「忍耐」のレッスンです。
(旅行記などもあって、ちょっと間が空くかもしれません。あとレッスン11〜15ですから2/3
が終わりました^^)