2018.5.25~27「佐渡島」旅行記13(朱鷺トキ)
2018.5.25~27 佐渡島へ行ってきました。メインは植物観察。
27日、佐渡金山・北沢浮遊選鉱場跡、塩生湿地の植物探索後、一路、海岸から標高900m付近の天然杉遊歩道コースへ。
昼食後、未だフェリーまで時間があるという事で「トキの森公園」を目指しました。
「トキの森公園」近くの広大な田園地帯で助手席のkouchaが放鳥トキを発見!
二羽でついばんでいましたよ。かなり遠いです。超望遠撮影。トキを見かけても車から降りたりして脅かしては
いけません。
1月~6月の繁殖期には、ペアで巣の中心に行動することが多い。なわばり形成。
トキの羽色の変化
トキは首のあたりの皮膚が黒く、繁殖期が近づくとこの皮膚が厚くなり粉状になって剥がれ落ちます。それを水浴びの後
こすりつけるため、頭から背中にかけて黒くなります。この様な羽色の変化は鳥の中でトキだけです。羽色が黒くなると
繁殖可能を示すとともに、抱卵時の保護色とも考えられています。「トキのたより」より。
その後、「トキの森公園」へ。
トキの野生復帰シンボルマスコット^^
ゲージ越しにて。朱鷺色の羽根がホントに綺麗です。
トキふれあいプラザ
マジックミラー越しにとても近くで観察する事ができます。工夫されていますねー。
それにしても赤いマスクをしているような顔はちょっと怖いですね。
現在、自然界にはおよそ300羽のトキが生息していますが、まだ野生定着というレベルに達していないことから、佐渡市民を
はじめとする多くの皆様に野生のトキを積極的に見せることができる状況にありません。 この施設は、トキが飛翔可能な
大型ケージを整備し、その中により 自然に近い環境を再現することで、飛翔、採餌、巣作り等トキの生態を観察できるように
整備しました。トキの森公園より。
トキの森公園を後に、一社だけ神社へ参拝に行きました。が、その道中、再び、放鳥トキが1羽飛来してきました!
いや~、ついてますなあ。飛来時の朱鷺色の羽根を広げた写真は残念ながら撮ることができませんでしたー。
しばらく観察する事ができました。警戒心が強いですね。放鳥トキ300羽のうち3羽に逢えるなんて。
さすがにkouchaの眼は確かです^^ホントにラッキーでしたよ。次回、佐渡最終投稿で終わりです。
トキ(朱鷺、鴇、Nipponia nippon)
ペリカン目トキ科トキ属に分類される鳥類。 2010年12月上旬の時点で中国・日本・韓国を合わせた個体数は1,814羽。
学名は Nipponia nippon(ニッポニア・ニッポン)で、しばしば「日本を象徴する鳥」などと呼ばれるが、日本の国鳥は
キジである。新潟県の「県の鳥」、佐渡市と輪島市の「市の鳥」である。
18世紀・19世紀前半まではごくありふれた鳥であった。日本では東北地方や日本海側に多く、太平洋側や九州ではあまり
見られなかったようである。しかし、いずれの国でも乱獲や開発によって19世紀から20世紀にかけて激減し、日本では
2003年に最後の日本産トキ「キン」が死亡したことにより、生き残っているのは中国産の子孫のみとなった。
トキは日本では古くから知られていた。奈良時代の文献には「ツキ」「ツク」などの名で現れており、『日本書紀』
『万葉集』では漢字で「桃花鳥」と記されている。
トキの肉は古くから食用とされ、『本朝食鑑』(1695年)にも美味と記されている。しかし「味はうまいのだが腥
(なまぐさ)い」とあり、決して日常的に食されていたのではなく、冷え症の薬や、産後の滋養としてのものであったと
される。
トキは田畑を踏み荒らす害鳥であった。穢れ意識の影響で肉食が禁じられ鳥獣類が保護されていた江戸時代においても、
あまりにトキが多く困っていたため、お上にトキ駆除の申請を出した地域もあったほどである。
江戸時代までトキは日本国内に広く分布したが、明治に入り、日本で肉食の習慣が広まり、また経済活動の活発化により
軍民問わず羽毛の需要が急増したため、肉や羽根を取る目的で乱獲されるようになった。by wikipedia