一宮神社(山梨県上野原市西原)
坪山ハイキングに行った折り、すぐ近くにありましたので参拝しました。
良い感じの構えです。
拝殿・本殿
素朴な佇まいですが、昇り竜と下り竜が・・。
落ち着きのある綺麗な空間でした。
内は大木がうっそうとそびえ立ち、昼なお暗い神秘的な雰囲気に包まれています。本殿前の目通り8.4mの大スギの他、
5m大のスギ5本、4m大のスギ約50本、ヒノキ数本などが所狭しと林立しています。
御祭神:木花開耶姫命
由緒沿革:
・康永二年(一三四三)正月志野正義創立と伝へられる。
・甲斐国志に「武田氏此の地に居住して一の宮、二の宮を建立し鎮守に祀りける。
よりて武田一の宮と称せり。天王壬子年勝頼滅亡の頃共に亡びけるにや、
天承二年の棟札に武田丹波守有氏とありて、その後の棟札に載する事なし、
館跡方壱町ばかり今に存して草茫々たり、土人は丹波屋敷と称して間田となす。
・康永元年、永享六年、文明三年、永正五年、天文九年、永禄元年、天正二年、
慶長六年、寛永八年、明暦四年、元禄三年の棟札あり。遊行他阿の六字名号板、
南無阿弥陀仏奉納甲州一の宮大明神遊行十四代他阿書、永享六年二月二十五日」とある。
・宝物には古鏡二面と、聖徳太子時代に彫刻と言ふ翁面二個があり、夏早魃の際に宮前原の
河原にて水に浸し、雨乞をすれば直ちに降雨ありと伝へられてゐる。
・明治六年郷社に指定された。祭日の太神楽と西原歌舞伎は今も受け継がれて有名な行事と
なつてゐる。
山梨県神社庁より
一宮神社から、わずかに西へ行ったところにも「御岳神社」がありましたが、参道奥では木が倒れて塞いでいましたので
参拝は控えました。一宮神社は、浅間神社の祭神、木花開耶姫命を祀っておりますし、御岳山も古くから山岳信仰で知られて
います。山間の村ですから、やはり氏子さんもお山に対する信仰が根付いていたのでしょうね。