2017.2.26
山梨県南部方面(市川三郷町)へ、早春の植物を見に行ってきました。
ミスミソウ散策の合間に市川三郷町古宿地区のセツブンソウの群生地へ寄ってみました。
群生地は、民家の裏山のようなところでした。左側の斜面です。
ちょっと遅いかもとの情報を頂きましたが、確かにピークは若干過ぎているみたいでしたが、まだ沢山咲いていましたよ。
ツボミもありました。
ツボミも可愛いですねー。
いや~すごい数です。まさに群生地ですねー。 綺麗な色合いの小さな花です。花の裏側の葉もユニークな形ですね。
セツブンソウの葉っぱ・・・2年目でしょうか?
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セツブンソウ(節分草、学名:Shibateranthis pinnatifida Maxim.)
・キンポウゲ科セツブンソウ属の多年草。
・古名は、イエニレ(いへにれ、家楡)、漢名には菟葵・莃が当てられるが、中国語では別の植物を指す。
・高さ10cmほど。花期は2-3月で直径2cmの白い花を咲かせる。花弁に見えるのは萼片である。
黄色の雄蕊は、花弁が小さくなり蜜線に変化したもので、濃い紫色の雌蕊と共に中央に固まっている。
・和名は、早春に芽を出し節分の頃に花を咲かせることからついた。
・可憐な花は人気が高く、現在は、乱獲や自生地の環境破壊によって希少植物になっている。関東地方以西に分布し、
照葉樹林の林床、特に石灰岩質の礫地を好む傾向がありますが、乾燥を嫌います。 環境の悪化(自生地の減少)により
準絶滅危惧種になっています。
・他の草木が芽をださない早春に花を咲かせ、他の草が大きく伸びる初夏には、地上部は枯れてしまいます。
スプリング・エフェメラル ( spring ephemeral )と呼ばれる春植物のひとつで、可憐さから人気があります。
・実生の1年目は、幅1㎝、長さ2㎝程度の楕円形の1枚の双葉(双子葉植物ですが双葉は1枚しかありません)を展開します。
最初の年は本葉を出さず、地中に小さな球根を形成するだけです。2年目には1枚の本葉を展開します。そして、早ければ
3年目以後に開花を始めます。
白い花弁のように見えるものはガクで、普通、5枚あります。花弁(の名残)は10個程度、ガクの内側にあって
先が2~4裂し、裂片の先は黄色くなり蜜腺化しています。おしべは多数あって、葯は青色、めしべは数本あり、
ややくすんだ桜色。 草丈は、花の咲くもので 8~15cm程度です。