2017.2.26
山梨県南部方面(市川三郷町)へ、早春の植物を見に行ってきました。
まずは、市川三郷町畑熊地区へ、早春トップクラスのミスミソウを探しに^^
芦川
なんとな~く赤みをかかっているような木々ですが、まだまだ冬の荒涼とした感じですね。
芦川
橋の反対側 芦川第二発電所
小規模な水力発電ですね。種別:一般水力発電形式(落差を得る方法):水路式発電方式(水の利用方法):流込み式
認可最大出力:380kW 常時出力:190kW のようです。
民家のお庭にて。福寿草が満開でした。
右往左往、先に訪れていたご夫婦に情報を頂き、あまり足場の良くない山斜面を登ります。
kouchaが三角の葉っぱを見つけました。葉の形が△だから「三角草」という和名になったんでしょうね。
アイビーの葉に形状が似ていますね。そして写真のとおり、ツボミが確認できました。
なんとか咲きそうな子と出逢えました。
山の斜面にも咲いていましたよ。
畑熊地区散策は、ちょっと時間が早すぎたみたいです。山を下りるとき、ミスミソウ鑑賞の数名の方と出逢いました。
どうも陽が上らないと花が開かないようですねえ。それにしても、ちょっと少な目かな?ここでは盗掘もあったようです。
シカの糞(笑
畑熊地区を離れ、セツブンソウ群生地(写真は後ほど)に寄って、市川三郷町宮原地区へ。
里山さんぽ道・・・・探していたら、畑熊で情報を頂いたご夫婦とまたまた出逢い、いろいろと教えて頂きました。
さんぽ道へ入ると・・・
おお!咲いてますね!
可愛いです。キクザキイチゲによく似ていますね。ちょっとイチゲを小ぶりにした感じです。
こんな風に枯葉の間から咲いていましたよ。
すこ~しピンクっぽいですかね。
いや~、さすがに早春トップクラスですね。可憐で清楚で美しかったです。
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ミスミソウ(三角草、学名:Hepatica nobilis)
・キンポウゲ科ミスミソウ属の多年草。高さ10ー15 cm。
・雪の下でも常緑であることからユキワリソウ(雪割草)の名でも知られる。
・イチリンソウ属のAnemone hepatica L.とされることもある。
・日本では本州の中部以西の山間地に多く生育する。落葉樹林の林床や崖などに生育する常緑多年生草本。石灰岩地域に多い。
・葉は常緑(雪の下でも緑を保っている。)で三角形に近く三つに分かれている。
・花弁のように見えるのは6から8個の萼片で、色は白、紫、ピンク色などがある。大平洋側では白色であるが、
日本海側では薄く青・紫・赤などを帯びるものがある。雄蕊の色も同様で、その組み合わせは多様である。
(ガクのように見えるのは葉であり、花弁のように見えるのがガクで、花弁は退化してなくなっていると考えられます)
・栽培も盛んで、八重咲きや覆輪花の品種も作出されている。
・種子により繁殖するが、稚苗は非常に少ない。
・花を拡大してみると、たくさんのメシベが見える→キンポウゲ科の特徴。
・山草愛好家の人気の高い植物。結果として、盗掘が絶えず、自生地が激減している。